10代のみなさんに向けたおすすめの本をテーマ別にご紹介します!

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ミステリーを召し上がれ

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『さくらのまち』
三秋 縋/著
実業之日本社
2024年
彼の青春を彩り、彼の心を欺いた少女の名は高砂澄香。彼女の死の真相とは? 思い込みと疑心暗鬼が生んだ苦しくも美しい物語を描いた青春ミステリー。今、目の前にいるのは本当の友人? それとも...。

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『ミステリなスイーツ』
坂木 司/著 友井 羊/著 畠中 恵/著
柚木 麻子/著 若竹 七海/著 山前 譲/編
双葉社(双葉文庫)
2024年
濃厚なチョコレート、あたたかなスコーン、とろけるようなプリン...おいしいものには謎解きがついてくる。坂木司「和菓子のアン」、若竹七海「不審なプリン事件」など、5人の作家によるおいしさと謎を詰め合わせた1冊。

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『冷たい恋と雪の密室』
綾崎 隼/著
ポプラ社
2024年

センター試験2日前、記録的な豪雪が新潟県を襲った。電車内に閉じ込められた3人の高校生の視点から描かれる物語。それは「友情」か「恋」か...。実際に起きた事件を基にした恋愛ミステリー。

 

幻想の世界へようこそ

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『タナトスの蒐集匣』
芥川 龍之介/著 泉 鏡花/著 江戸川 乱歩/著 小栗 虫太郎/著 折口 信夫/著 坂口 安吾/著 太宰 治/著 谷崎 潤一郎/著 夏目 漱石/著
夢野 久作/著
新潮社(新潮文庫nex)
2024年
10人の文豪が描く怪作ばかりを集めた名作選。幻想文学の入門書と言える本書は帯にある"一気読み禁止"の文言通り、1話1話が重く陰鬱で美しくも哀れな物語。難解な話が多数だが、各々の解釈で味わっていただきたい。他の資料では伏字となっている描写も、原文を尊重するという見地から発表当時の表記のまま収められている。

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『奇病庭園』
川野 芽生/著
文藝春秋
2023年
異形を有する者たちの短編物語と、それらを横断する運命の双子の長編が交錯する物語。人間の普通とは、正義とは、不幸とは...。私たちの根底にある価値観を揺さぶられる、退廃的迷宮世界を描いた幻想小説。

 

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『煌夜祭』
多崎 礼/著
中央公論新社
2023年
舞台は死の海に浮かぶ十八諸島。冬至の夜、お屋敷に語り部が集まり、島々を巡って聞き集めた「魔物の物語」を夜通し語り明かす「煌夜祭」が開かれる。そこで語られる「魔物の物語」とは...。

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『パパララレレルル』
最果 タヒ/著
河出書房新社
2021年
短編よりも更に短い掌編とも言える、童話をモチーフにした小説が多く収録されていて読みやすい1冊。新時代詩人が描く「人魚姫」「眠れる森の美女」「竹取物語」など、現代の寂しいおとぎ話。詩は苦手という人でも著者の詩情溢れる喩えで26編の小説を楽しめる。

 

「新しい」を見つけよう

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『アッシリア人類最古の帝国』
山田 重郎/著
筑摩書房
2024年
人類史上最古の帝国アッシリアはいかにして生まれ、西アジアを統一する世界最古の帝国となりえたのか。なぜ繁栄の絶頂から100年ほどのうちに歴史の表舞台から姿を消したのか。謎に満ちた大国の滅亡の背景に迫る。

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『クマはなぜ人里に出てきたのか』
永幡 嘉之/文・写真
旬報社
2024年
民家近くでの目撃情報や人身事故の増加で世間を騒がせているツキノワグマ。その背景ではいったい何が起こっているのか? 自然写真家が、クマと人間との関係を読み解いていく。「クマは怖い」だけでは終わらせず、クマという生き物を知る面白さを考える。

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『地べたから考える』
ブレイディみかこ/著
筑摩書房
2024年

著者の過去のエッセイから15編を厳選、まえがきとあとがきを書き下ろし、まとめた一冊。優しい言葉も希望も無く、厳しい現実が書かれているが、現代の理不尽に満ちた世界を見つめ、今と明日を考える10代に向けた熱いメッセージ。

 

どの作品が好き?アンソロジー

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『もふもふ』
カツセ マサヒコ/著 山内 マリコ/著
恩田 陸/著 早見 和真/著 結城 光流/著
三川 みり/著 二宮 敦人/著 朱野 帰子/著
新潮社(新潮文庫nex)
2024年
誰が死んでも泣くことのできなかった青年が愛犬の死に直面する「笑う門」(カツセマサヒコ)、愛犬から危険を知らせる手紙が届く「忠告」(恩田陸)など、8人の作家による笑えて泣けて、ホラーもミステリーも詰まった犬猫愛に溢れたアンソロジー。

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『超短編!大どんでん返しSpecial』
小学館文庫編集部/編 浅倉 秋成 ほか/著
小学館(小学館文庫)
2023年
約2000字で世界を反転させる超短編アンソロジー。全34編を収録し、ジャンルも多彩。1話4分で読めるので、学校の休み時間やちょっとした隙間時間におすすめ。4分後には世界がひっくり返ります。