明治18年(1885年)に渋谷駅が開業して130年余り、渋谷駅周辺は大正の震災や昭和の戦災の大きな変革を経るごとに大きな変貌を遂げてきました。そして、21世紀になり10年余りを経て、再び大きく変わろうとしています。2020年代を見つめた生きている渋谷の移り変わりと近未来の姿を垣間見るなら・・・

『SHIBUYA 202X』

この1冊:『SHIBUYA 202X』(ケンプラッツ/編 日経BP 2012年)

渋谷の駅と町の成り立ちを駅周辺の年代ごとの建築物から解説し、増築を繰り返す発展の中で複雑化し過ぎ、初めての人には迷宮と化した観のある渋谷駅が1日280万人あまりの乗降客をさばく構造を計画導線と利用者動線から解き明かしています。日に日に渋谷駅周辺の工事は進み、ヒカリエをはじめとした新たに姿を現わす構造物がどう結びつき機能していくのかをビジュアルに見せてくれています。

渋谷区開発関係資料紹介

区内の整備計画書として『渋谷区都市計画概要』『渋谷区都市計画マスタープラン』『渋谷区都市計画図』『渋谷区都市計画施設図』『渋谷駅中心地区まちづくりガイドライン』『渋谷中心地区まちづくり指針』『渋谷駅街区基盤調整都市計画変更のあらまし』『みんなでつくる地区計画』『地区計画事例集』『渋谷区住宅マスタープラン』などがあり、土地利用現況の調査結果として『渋谷区の土地と建物』があります。