半世紀前の昭和39年(1964年)に、アジアで最初のオリンピックが東京で開催されました。オリンピックのメインスタジアムは新宿区の国立霞ヶ丘陸上競技場でしたが、渋谷区内にも数多くの競技施設がありました。
水泳会場になった国立代々木競技場の第一体育館、バスケットボールの第二体育館。日本で大会最初の金メダルを獲得した重量挙げの三宅選手が活躍した渋谷公会堂。遠藤選手をはじめとする男子体操陣が演技した東京都体育館、水球の屋内水泳場。マラソンでは甲州街道をアベベ、円谷が疾走しました。
そして、米軍の居住施設だったワシントンハイツの跡地には代々木選手村、練習場として織田フィールドが設けられ、現在は都立代々木公園になっています。

代々木競技場

参考資料

『第18回オリンピック競技大会東京都報告書』(東京都 1965年)

所蔵館: 中央・ 保存庫(S67)

『東京オリンピック施設の全貌』(日本電設工業会 1964年)

所蔵館: 保存庫(S67)

『東京オリンピック 1964年(とんぼの本)』(新潮社 2009年)

所蔵館: 中央・西原・笹塚・本町・こもれび大和田(780)

『〈東京オリンピック〉の誕生』(浜田 幸絵 吉川弘文館 2018年)

所蔵館: 中央・富ヶ谷・代々木(780ハ)

『新修渋谷区史 下巻』(渋谷区 1966年)

『新修渋谷区史』は「オリンピックと渋谷」(3148ページ)で締めくくられています。
所蔵館: 全館(S12)

そのほかにも東京オリンピック関係の資料を下記一覧で紹介しています。

オリンピック関係資料一覧(PDF:133.6KB)

(2014年11月1日回答作成)