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戦争の記憶を伝える一冊

 

太平洋戦争が終わって70年近くが経ち「戦後」と言ってもピンとこない世代が多くなって、戦争の記憶も薄れてきてしまいました。戦争の災禍は戦地だけに留まることなく、本土空襲によって一般民衆にまで戦禍をもたらしました。
昭和20年5月のいわゆる山の手大空襲では渋谷区内も大きな被害を被り、終戦までに区の約77%が空襲で焼き尽くされました。多くの子どもたちに疎開生活を強いることにもなった戦災の体験を決して風化させることのないように伝え続けていく・・・

 

『表参道が燃えた日』

この1冊:『表参道が燃えた日 山の手大空襲の体験記』(「表参道が燃えた日」編集委員会 2008)

東京大空襲は3月10日の下町空襲をさす場合が多いようですが、5月25日前後の山の手空襲では下町空襲の倍を超える大量の焼夷弾が投下される大規模なものでした。当時、青山・原宿・穏田・表参道を中心に赤坂・麻布、渋谷区金王町・美竹町・青葉町といった地域でこの大空襲を体験した人々の手記をまとめ、空襲体験を生々しく記録しています。愚かな殺戮を再び繰り返さないよう願いをこめて後世に語りつなごうとする1冊です。
増補版、続編も出ています。巻末には港区・渋谷区内の戦時中の軍事施設、東京都戦災焼失地図などを付しています。

表参道が燃えた日 山の手大空襲の体験記 書影

渋谷区戦災関係資料紹介

疎開の記録としては『渋谷区の学童疎開』をはじめ個人の記録も含め多くのものがあります。『新修渋谷区史 下巻』では「戦時下の渋谷」、『図説渋谷区史』では「渋谷区戦災図」をはじめ「戦争の時代・学童疎開」を収録しています。
また、東京大空襲を記録したものとしては『東京大空襲 戦災誌』全5巻のほか数多くの資料があります。渋谷区内には代々木練兵場をはじめとした軍事施設も数か所あり「渋谷周辺の軍事的空間の形成」として『歴史のなかの渋谷』に収められています。